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瓦礫の山でこの姉妹を見つけたレスキュー隊員たち。
その光景はとても衝撃的なものでした。
発見当時、姉のジュリアは妹のジョルジャを守るようにして覆いかぶさっていたそうです。
そのおかげか、ジョルジャは命にかかわるような怪我をすることはありませんでした。
しかし、姉のジュリアはこの地震により亡くなってしまいました。
大きな地震の中で冷静に妹を守るなど、
大人であってもそうそう出来ることではない高尚な行いです。
最後に、レスキュー隊が国葬の際にジュリアに送った手紙をご紹介します。 -
"小さなお嬢さんへ
君を瓦礫の中から助け出すことが私たちには精一杯で、
発見するのが遅くなってしまったことを、どうか許してほしい。
君を見付けた時、君の呼吸はもう止まっていたんだ。
でも、私たちができる限りのことをしたことだけは知っていて欲しい。
君は、天使になって空から僕らを見守ってくれているのだろう。
そして、夜には輝く星になるんだね。
さようなら、ジュリア。
君が僕のことを知らなくても、僕は君を愛しているよ。" -