強く縛られた袋の口を解いてみると、
なんと中には生後1か月ほどの小さな黒い子犬が3匹も入っていたのです。
子犬たちが人間の手によって捨てられたことは一目瞭然でした。
発見した段階で、子犬たちは既に重度の脱水症状と栄養失調を訴えており
体中がノミで覆われている酷い状態でした。
一刻も早くこの犬たちに適切な処置を施さないといけない、と思った女性は
すぐに子犬たちを動物病院へ連れていきました。
発見した女性と医師の適切な処置によって、なんとか一命を取り留めた子犬たち。
この出来事を聞いた動物保護団体「Juliana’s Animal Sanctuary」創設者のジュリアナさんは、
「確かなことではないけれど、たぶんこの近くに住む人の誰かが子犬たちを投げ捨てたのだと思います。人間は、時々、悪魔みたいな行動を動物たちにしてしまうのです。」
と語りました。
なんと、コロンビアでは首都だけでも1,300,000 以上犬が飼い主に捨てられているそうです。
Juliana’s Animal Sanctuaryはほぼすべての捨てられた動物や恵まれない動物たちを保護するなど精力的に活動を行っています。
しかし、それをいいことにここへ動物を捨てに来る人が後を絶たないそうです。
動物保護活動を逆手にとって動物を平気で捨てていく人間たち…なんだかやりきれない気持ちになります。
一人でも多く最後まで責任を持って動物を飼育できる人間が増えることを祈ります。