職員さんは、そのアザラシを安楽死させることにしたのです。
女性が連れてこなければ死なずに済んだアザラシの子供。
きっと職員さんもやりきれない気持ちだったでしょう。
驚くことに、これは珍しいケースではなく多くの野生動物たちが人間の「親切心」によって亡くなっているそうです。
かわいそうだから…といって、むやみに野生動物を連れて行ってはいけません。
また、野生動物に餌付けをすることも、生態系の崩壊につながる大変迷惑な行為です。
しっかりとした知識と環境がないかぎり、野生動物が人間の下で元気に育つのは不可能です。
少しでも多くの人が、この事実を知ってくれることを願います。