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今回は、全米を感動させたとあるネコの親子のエピソードをご紹介します。
「スカーレット」という名の母ネコと5匹の子猫が、薬物の密売所などとして使われていた廃墟で暮らしていました。
ある日、その廃墟で火事が起きてしまします。ニューヨークの消防隊員たちは、火事の知らせを受けてすぐに消火にとりかかります。 -
消火活動が終わりに差し掛かった頃、デイビットというひとりの消防隊員がスカーレットを見つけました。
スカーレットは、なんと自分の子猫たち5匹を火事現場から一匹ずつ運び出していました。
発見された時のスカーレットは、毛皮が燃やし尽くされ、目はほとんど開いていないような状態になっていました。
スカーレットは5匹の子猫を運び出した後、自身が大やけどを負っているにも関わらず子猫が無事かどうかを確認していたそうです。 -
デイビットさんはスカーレットと5匹の子猫をすぐに病院へと連れて行きました。
子猫のうち1匹は間もなく死んでしまいましたが、他の4匹の子猫はスカーレットのおかげで重症を負うことはありませんでした。
3ヶ月ほど経つと、スカーレットもだんだんと回復していきました。 -
自分の身を省みず我が子を救うために火の中へ何度も向かっていったスカーレットのニュースは瞬く間に世界中に広がりました。
そして、そんなスカーレットに心を打たれ、引き取りたいという手紙が7000通以上殺到しました。
最終的に子猫は二匹ずつそれぞれの里親に引き取られ、スカーレットはカレンさんという里親の元に引き取られることになりました。
そして、スカーレットは見事な回復を見せました。元気なスカーレットの様子はこちら!